ECOなカーライフ/スイフト君日記
私は約20年間4輪駆動車を乗り続けて来ましたが、
この度ガソリン価格上昇をきっかけにエコノミーな乗用車への乗り換えを決断、11年振りの車買い換えとなりました。
ここではECOなカーライフという事で、私の愛車紹介や税金対策、燃費向上について述べる予定です。
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スイフト君日記(1):スイフト君購入
購入時には、以下の様な事を考慮したような気がします。
メーカ/車種について
これについては、ECOよりも個人の主観や身体へのフィット度を優先すべきと考えます。
小さい車には女性のみをターゲットにした様なデザインの車や、
私の様な身長180cm以上の人間の事を全く考えない設計をするメーカがあり、こういったものは最初から除外しました。
また、メーカ/車種間の性能の違いは、無いと言ったら嘘になりますが、それはユーザの使い方によりどうにでもなるものと考えます。
(例えが全く違う分野になりますが、テニスやゴルフ等で道具の性能にばかり拘る人は伸び悩む人が多いと思います。
少ない練習で壁を次々に越えて行く人はホームセンターで売っている様な道具でも玄人受けするレベルに達します。
車においても、運転操作の反応や予測能力を鍛える事により、非力なエンジンでも十分速く走らせる事ができます。)
あと、モデルチェンジと購入のタイミングですが、現状の新型車の傾向を見ると、性能の向上より原価低減を目指したものが多く、
リセールバリューを除いては、必ずしも新型車が有利とは言えませんね。人間が作る物ですから初期不良もありますし。
燃費について
カタログの数値は参考程度にしかなりませんので、これを大きな選定条件とするのは危険かもしれません。
計測方法と実際の使い方との相違以外にも、慣性重量というのがあって、これは車重250kg刻みに試験時に乗せる重りが変化します。
境界重量を少しでも超えると燃費計測では250kgの重りが課せられてしまいますので、数値的には極めて不利になります。
1300ccクラスではグレードにより燃費数値が違うのはこの為で、実際の燃費とは関係ありません。
また、使用条件については個人差がありますし、燃費が安いと言っても車両本体の価格が高かったり、
バッテリー等の消耗部品のメンテナンス等に費用か掛かったりするとECOとは言えなくなってしまいます。
税金について
車の税金というものは何時の時代もイタチごっこです。人々は税金を節約する方向に車を購入しますが、
それがある程度の数になった時点で法律が改正され課税UPとなっても、
車は簡単には買い替えられない為に庶民は泣き寝入りする事になります。
私は20年位前ディーゼル車を購入し、その当時は軽油とガソリンとの価格差は2倍以上あり、その他の税金も安かったのですが、
その後4駆ブームが起こりディーゼル車が大幅に増えると、課税UPされてしまい、ガソリン車と殆ど変わらなくなってしまいました。
現在では、維持費節約の為に大きな車から軽自動車に買い換える人が多いですが、
今のペースで増加して行くと軽自動車への課税UPが現実味を帯びてきます。
軽自動車は室内スペースについては広くなってますが、動力性能や騒音、快適性、安全性能は乗用車とは段違いに劣るにもかかわらず
車両本体の購入価格はかなり割高ですから、税金の違いのみで選定するのはどうかと考えます。
(もちろん、駐車スペースの制限や自宅周辺の道が狭い、20年位乗り続ける等の条件があれば話は変わりますが。)
あと、1300ccクラスの乗用車を選定する場合は、重量税を考慮する必要があります。
ガソリン税の一般財源化がささやかれている今、政治家の道路族が重量税に目をつける可能性は高いです。
車重が1000kgを超えると、1500kgと同じ分類になり税金も1.5倍となります。
現在では1年あたり6千円程度の違いですが、大幅課税UPも視野にいれなければなりません。
車両の大きさ等
現在は5ナンバーと3ナンバーでは殆ど費用の差はありませんが、
フェリーに乗る場合、車長が4m以上になると5m未満と同じ料金になってしまい、不利となります。
あと、都市部への買い物で車を使う人はゴンドラ式の駐車場に入る車高(1.55m以下)ですと有利です。
さて、余談はさておき、スイフト君です。
購入したのはスズキのスイフト1.3XGで、ボディーカラーは黒です。
黒色は汚れが目立つという事ですが、目立たない色でも汚れている事実は変わらないので同じだと考え、自分の好きな色にしました。
なお、XGは中の下のグレードなのですが、いたれりつくせりの装備が満載されています。
オートエアコンや十分なサイズのタイヤ、そしてイモビを含む盗難防止装置まで付いています。
結局、私が車両本体価格にオプションで装着したのは、ETCとオーディオのみでした。
正面から見たら、結構精悍な顔つきをしています。
車高は 1510mm ですが、左右のフェンダーの張り出しがワイド感を演出しています。
また、車の全長は 3755m、全幅は 1690mm で、トップクラスのショート&ワイドボディだそうです。
あと、車重は 1000kg と重量税がギリギリ安い部類になっています。
横から見ると気付くのですが、ボンネットの先端がものすごく丸いです。
また、前から見た時からは想像もできない程、車長が短くまとめられており、コンパクトカーである事が印象付けられます。
支払い額が2ケタ万円だった車ですが、ガラスエリアが上下方向に狭い所が、意外にラグジュアリー感をかもし出しています。
また、内部の座席高が普通の車より高めなので、見切りは非常に良いのですが、逆に天井は近く圧迫感を感じてしまいます。
横から後ろにかけても、見る角度によって微妙に感じが変わって行く造形となっています。デザイナーの苦労が見える所です。
このクラスとしては大きなタイヤを装着し、車体の隅に配置したリアタイヤ周辺は、この車の独自性を最も感じる部分です。
来年の春にはフルモデルチェンジを行うらしいのですが、走りに拘る姿勢は継続して欲しいと思います。
さて、写真の背景となっている場所にお気付きになったでしょうか? 関西の野球ファンなら聖地と崇める場所です。
運転席周辺です。足元のスペースには余裕があります。最近の車はCVT搭載の為にインパネが出張り、
足元の狭いものが多いのですが、この車種はCVT搭載車に専用の小さいエンジンを合わせるという方法をとっている為、
私の様に5速マニュアルを買っても、CVT搭載車の為のムダな空間がありません。
5速マニュアルのシフトノブは太く、操作するとオートマのレバーと同じ様なゴボッゴボッという音がします。
また、ペダル関係も独自性があり賛否両論ありますが、フットレストが無く、各ペダルがゆったりとした配置になっています。
私は長身で足も大きいので丁度よい感じです。
ただ、ワイヤー式クラッチに慣れ親しんだ私にとって、油圧クラッチというものは、なかなか馴染めませんね。
ペダルの操作でスパッとクラッチを繋いでも、0.1秒以下のほんの僅かな時間と思われますが反応が遅れます。
私はナビの必要性を全く感じないので、オーディオの装着になりますが、USBスロットがフロントパネルに付いているものにしました。
写真の様に右端のスロットへUSBメモリを挿すと、予めパソコンからコピーしたMP3ファイルが演奏されるものです。
最近は前面パネルにAUX端子がついたものや、アイポッドが接続できるものが流行っていますが、
こちらの方が配線等の煩わしさもなくすっきりします。
USBメモリの価格は現時点で4Gのものが2000円以下にまで下がってきており、
もはや動画ではない音声だけの音楽データにハードディスクという記憶媒体はマッチしなくなってきています。
4Gのメモリ容量でも、MP3エンコードの周波数を10KHz以下に落とすことで100枚近いCDが入る筈です。
なお、USBメモリには通常アクセスランプがありますが、再生中にチカチカすると運転に影響しますので、
光を通さないテープ等で遮断しておいた方がよいです。
以上、紹介でしたが、全体的にコストパフォーマンスが高いので、
細かい問題(後席の乗降性など)はありますが、許してあげようという気持ちになりますね。
(2008/05/10記)
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